南田修司のG-netブログ

NPO法人G-net代表理事 南田の個人ブログ
チャレンジの伴走者として一緒に考え、一緒に走る。地域産業のイノベーションと、担い手となる若者が育つ環境づくりに取り組んでいます。
「若者のキャリア支援」「組織のチーム力向上、人材育成」「経営者の右腕」「中小企業の組織開発」「人が育つ組織作り」「インターンシップ」「コーディネート」 

タグ:コーチング

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週末は、東京にてNPO法人ETIC.が取り組むプログラムBRIDGEに参加してきました。
※BRIDGEとは、「ローカルリーダーのための『事業加速』プログラム」
BRIDGEでは、自分の事業やまちづくりの過程で課題を感じているローカルリーダーが、
先進地域やメンターからの学びを通じて、自分の事業を成長させ、
明日からの行動を変えていくプログラムです。
※BRIDGE webより引用
G-netは、昨年に引き続き2回目の受け入れ地域としての参画。
※実は、副代表も他地域に研修で出ていたので、研修受け入れ先であり、参加側でもありました。

参加者は、実践型インターンシップや地域の中小企業と若者のコーディネートに取り組む
全国5地域の実践者の方々。テーマが変われば僕も学びたいことがたくさんある取り組みを
されているところばかりです。


で、10月くらいから、現地視察にオンラインフォローアップにと取り組んできた
報告会が週末にあったというわけです。

さて、そんな中最近改めて考えていることが「成長」というマジックワード
10年来実践型インターンシップに取り組んでいても、「成長」という言葉は、
圧倒的な存在感を醸し出しています。

でも、結論から言うと、成長は
「矢印が自分でなく、対象に向いたほうが圧倒的にはやい」
ということだなと思います。

「成長したい、そのために、いろんな経験を積みたい。 」
「営業で成果を出したいんです!
「もっと若者に寄り添えるようになりたいんです!
「企業の支援ができるようになりたいんです。

「・・・でも、そのためには、今の自分では未熟だから、
まずは成長しなきゃいけないと考えています。

・・・でも、未熟だからまずは成長しないと・・・。


この10年幾度となく聞いてきた言葉ですが、
もともとあったはず「◯◯のために」がいつのまにか消えていて、
成長だけが残っていることが多いんです。

でも、営業で成果をもっとあげたいなら、考えるべきことは、
自分の力があるかないかじゃなくて、相手は何に困ってて、何を望んでいて、
どうなるともっと良くなるんだろうか?
ってことじゃないかと。

企業に寄り添いたいと思うなら、コンサル力があるかないかじゃなくて、
企業の現状についてもっと知ることだったり、経営者の悩みや、探している情報にアンテナを
たてることだったり、自分でできないフォローならできる人を探してあげることだったり。
なのじゃないかと。

そして、
そうした目線の先に貢献を実感できた、成果を実感できた、
そのとき成長をはじめて自覚できる。

そういうものだと思うのです。

もちろん、成長に意識が向くことは、
何かをイメージしたときに足りない自分に気づいているということ。
なので、それ自体は、大きな一歩なのは間違いない。

でも、だからこそ、そこで矢印を自分に戻すのではなく、足りないと気付いたからこそ
もっと矢印を相手に向ける、対象に向ける。

そうして足りないと思っていた課題が、いつのまにかなくなっているように思います。


何かを獲得しないと、誰かを支えれない、何かを実現できない、んじゃなくて、
今の自分にできるベストを1点ずつでも更新していく過程に支えられるものがある。
そんな風に成長を捉えられるといいなと。


僕もいつも思うことがあるですが・・・。
自分より優秀な人はやまほどいて、自分じゃなく、もっと優秀な誰かがやったら
もっとたくさんの人を支えられるかもなー、もっと高い成果をだせるかもなー、
って考えて、無駄に凹むことがあります。

でも、結局その人は、今困っている目の前の人の前にはいない。この課題の前にいない。
それだけが事実で、今困っている人の前にいるのは、課題に取り組んでいるのは自分。
これだけが事実です。

だから、自分にできることで勝負すればいいし、何かを獲得しなくても、勝負しながら身に着ければいいと思います。矢印を対象に向けながら、必要なことを学ぶことと、自分に矢印を向けて、何かを得ようとするのとでは、スピード感が段違いですしね。

ま、そう思ってないと、やってられないよ!って側面もあります。笑

というわけで、何気なく使う「成長」という言葉
一歩さがって見つめなおしてみるのもたまには良いですよ。


「みなさんは、何のために、成長したいんですか?」

※加筆しました。
仕事を始めて10年近く、未だに、日々たくさんの課題に直面する

インターンシップのコーディネートをしているとインターン生からよく出てくる言葉がある
「どうしたらこの課題を解決できるかをずっと考えているんです。でもそれが思いつかなくて・・・」って

様々な課題に直面すると、どうしたものか??なんて思案しながら
現状を打破するための一撃必殺のアイデアを練り練りしてしまう

でも、その課題に直面してからどれくらいの時間が経過しているだろう?
なんとかしたいと思い始めて、なんとかするための必殺技を考えていて(探していて)
結果的に、どれくらいその課題や壁は崩れそうになっているだろう?

大抵の場合、その課題に対しての進捗なんてあまりない
むしろ、溝は大きくなっている、問題は広がっている。。。ことのほうが多い

スパッと課題を打ち抜きたいって思っている間に時間は過ぎていたりする
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※イメージです。ハワイで射撃体験をしたときのもの。笑

「一撃必殺なんて実は存在しないのだ」

歴史の中に登場する英雄や未来を切り開く先駆者の成功談を耳にすると
ターニングポイントになる一歩や出会いがあり、それがその後にうねりを生み出していたりする

そんなドラマチックなストーリーに、僕らの心は捉われてしまう
ドラマチックな一手を、自分も打ってみたい!!そんな欲求が心を満たしてくる

けれど、どこかで気づかなきゃいけない
ドラマは、積み重ねの中でしか生まれていないことに

日々の苦しい練習に耐えぬいた先に生まれた渾身の一振りが試合を決める
何百回、何千回の失敗の先に誕生する技術が生まれる

意図して実現したこともあれば、ぽろっと零れ落ちるように実現することもある

見落としてしまいそうな、歴史の細部に埋もれた背景や複雑な人間模様
ひとつひとつが、今を生み出す歯車のように偶然を必然へと変えていく

もう一度、立ち返ってみよう

僕らが、現状打破を期待して、そのための一撃必殺の打ち手を探している間に
どれだけの時間があったろうか、どれだけの挑戦機会があったろうか
その間に本当はできたかもしれない小さな打ち手はなかったろうか

もし今、何か答えになるような必殺技を探しているなら、
直面している課題に対して、必殺技じゃなくていい、小さなパンチをひとつ打ってみよう

誰でもできそうな、小さな改善くらいの一手から始めてみよう
「悩んでいるんです。」って誰かに言葉にすることから始めてみよう

そしたら、そこからまた新しいドラマが生まれてくる
そんな気がする

「一撃必殺の幻想を捨てよう」

可能性はグンッと大きくなってくる



Q、今、どんな課題解決の必殺技を探してしまっているだろうか?

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